ベルーナグループは、“わが社の事業の原点”として掲げております通り「地域に生活するより多くのお客様の、衣食住遊を豊かにする商品及びサービスを提供し、お客様の生活と幸せの向上に貢献する」という理念のもと、1968年の創業以来、日本の社会的課題に取り組みながらお客様や取引先、従業員など多くのステークホルダーの皆様のご支援のもと成長してまいりました。
ベルーナグループが取り組んできた通信販売事業は、今では広く一般に受け入れられている販売形式ですが、創業した頃はまだ珍しい事業でした。その後、日本の社会情勢が変化する中で業界の歴史と共に歩んできた事業でもあります。1970年代の高度成長期の日本では物価上昇という課題がありました。80年代後半には女性の社会進出の本格化など、次々と社会環境が変化し、消費という側面で様々なニーズの変化が起きました。90年代後半より、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少やデフレ構造の長期化が起きました。時の移り変わりと共に社会課題が変遷する中、ベルーナグループは商品やサービスを変えながらお客様のご期待に応え、現在まで事業を継続することができました。社会的課題への適応はベルーナグループの根幹的な価値であり、これまでも、また、これからも引き続き課題の克服に貢献することが重要な使命だと考えております。
2015年には国連サミットにて持続可能な開発目標として17項目の国際目標が制定されるなど企業としても国際的な潮流に沿った対応が求められるようになりました。ベルーナグループは新たに「サスティナビリティ宣言」を制定し、７つの「主要実践項目」を設け、社会的な課題の克服にチャレンジしてまいります。そして、企業活動を通じて持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいりますのでご理解とご支援をお願い申し上げます。
取締役専務執行役員 安野 雄一朗
