新商品の開発段階において、関連部門が連携し、使い勝手も含め、製品の安全性について議論および評価しています。また、JIS規格・業界規格などへの適合を第三者検査機関の協力のもと実施しています。
商品採用前には、サンプル段階での商品チェックを行っています。実際に商品を見て、触って、使ってみることで、お客様のご使用をイメージし、安全性を確認。
【検査実施一例】
万一ベッドでおやすみの時に、床板の桟が壊れ、そのまま床板が落下すると、とても危険です。当社は床板の桟の強度を確認し、安心しておやすみいただける商品をお届けします。
強度試験では床板桟中央部に足型当て板(250×100㎜)を置き、その上から規定の垂直荷重を1分間加え、各部の異常の有無を調べます。
ベッド構造で重要とされるのはフレーム強度です。サイドフレームの強度不足が発生すると重大な事故を引き起こします。
そこでサイドフレーム両端から50㎜の箇所に支点を置き、中央部に長さ200㎜の当て板を当てて3000N(約300kg)まで静かに加圧し、1分間、加圧したまま保持し、各部の異常の有無を調べます。
ソファでは座面、背もたれに負荷がかかりますが、その次に肘部分の強度も重要です。肘掛けに人がもたれたり、くつろぐ際に頭をのせたりした時の荷重は想像以上に重いものです。当社では肘部分の強度を確認し、安心しておくつろぎ頂ける商品をお届けします。
左右いずれかの肘部上面で、最も破壊しやすい位置に小型座面当て板を介し、800N(約80kg)の垂直力を10秒間10回加え、各部の異常の有無を調べます。
更に両側の肘部で、最も破壊しやすい位置の外側に局部当て板を介し、400N(約40kg)の水平力を10秒間10回加え、各部の異常の有無を調べます。