株式会社ベルーナ

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柴田は、現在のマーケティング室に配属される前、入社後、ベルーナのWeb通販を担うEC事業本部の中で、集客、広告戦略を考えるeマーケティング室に所属となった。任されたのは、WEB広告出稿、サイト内のキャンペーン実施、メルマガの配信など集客から購入までの販売戦略全般である。 「広告費は、お客様に商品を購入して頂けなかった場合、お金をただ浪費しているだけになってしまいます。配属となりすぐに任された裁量は毎月2,000万円以上。その費用を活用し、ECサイトで販売する商品とその商品を求めるお客様をいかに多くマッチングさせ、目標の数字を達成するか。扱う広告費、目標金額が大きいだけに、正直プレッシャーはハンパじゃなかったです。」
また、サイトの集客戦略の舵取りをする役割上、社内外問わず、非常に多くの人と仕事をしていく機会が頻繁にある。例えば広告出稿をする際は出稿先サイトや代理店を決定するために複数の取引先と交渉をしたり、露出する商材や広告デザインを決めるために社内の企画担当者と話をする。また、ターゲットに合わせた利便性の高いサイトにするため、お客様の声が集まる受注・問い合わせセンターの社員とも密に連携をとっていく。求められるものが自分のキャパシティを完全に超えている中で、その都度必要となる知識やスキルを身に付け、とにかく目の前のことに一所懸命に取り組んだ。
入社2年目、柴田が担当していた広告戦略の商談の席でそれは起こった。商談の目的は、新規広告の実施条件を取引先と交渉し、最終的に実行するかどうかのジャッジまですること。取引先の担当者は部長クラスの社員で、年齢も経験値も圧倒的に上。しかしそういった場面を何度か経験していた柴田は「いつも通りやればうまくいくはず」と、普段と変わらない準備と社内調整のみで商談に臨んだ。―だが、それが甘かったと自覚するにはそれほど時間はかからなかった。
商談相手から、「このデータが基幹システムからサイトへ反映される頻度はどのくらいでしょうか?」
「事前にお渡しした資料の中にある、タグの埋め込み、データ連携について御社側で対応可能でしょうか?」
質問がひっきりなしに続く。専門知識が少なく、経験も浅い柴田は、すぐに答えることが出来ず、浮かんだ懸念点への解決策を導くことができなかった。「…しまった。もっと資料をしっかり読み込んで準備をしておくべきだった…。」
商談の場では、新人も部長も関係ない。一担当者として、お客様のために一緒にビジネスを創り上げていく立場としては対等である。しかも今回の商談の目的は“お互いの前提条件について情報共有し、実施に向けたプロセスを明確にすること”。自社のシステム、事業について事前に調べておくことは大前提であった。
結局、確認事項が多く発生し結論は持ち越しに。商談の目的は達成できなかった。
「完全にシミュレーション不足でした。知識が足りないことが原因ではなく、商談本番へのイメージが足りず、細部までこだわって調べていなかった自分の至らなさが原因です。…正直、自分に対しての過信もあったのかもしれません。」
ビジネスでは、一つのミスで取り返しのつかない大きな損害を生んでしまうケースもある。やり直しがきかない、毎日が“一発勝負”の世界。柴田は今までのプライドは捨て、悔しい気持ちをバネに、用意周到、準備万端の意識を高め、キーとなる情報は常に頭に入れて業務に臨むようになった。
2011年8月、ベルーナEC事業の更なる発展のため、EC戦略室が発足。
これまでのECサイトは、主にカタログやチラシなどの紙媒体で扱っていた商品をサイト内で扱うという形式だったが、EC戦略室が目指すサイトは商品セレクトからプロモーション、販売までをサイト独自で行うというもの。そのため、eマーケティング室で幅広い業務に携わっていた柴田が新部門の立ち上げメンバーに抜擢された。
「大きく業務内容が変わり、新人に戻った気分です。しかし変わらないのは、お客様に喜んでいただき、目標を達成させるためにチームが一体となっていることです。日々の様々な仕事の中で、仲間がみな同じベクトルを向いて進んでいる。その一体感を感じられたときはうれしいですね。お客様のために、どんな戦略で、どんなアプローチをしていくか…今はそれを、商品セレクトからサイト構築、プロモーションまで全て担当できるので、考えているだけでわくわくします。
通販だからこそできることもありますが、まだまだ解決すべき課題もあります。ネット通販の強みを生かせば更に多くのお客様にアプローチでき、より一層お買い物を楽しんでいただくきっかけを提供することができます。お客様からのダイレクトな反応が見られるのもやりがいのひとつですね。」
新たな可能性を広げられるかどうかは自分次第。柴田は、いつ、何があっても後悔のない結果が出せるよう、“一発勝負”の気持ちで今日も仕事に取り組んでいる。
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